2月の節分に向けて「自分の中の追い出したい鬼」をテーマに作品づくりをしました。
ですが、風邪でアトリエをお休みの子が多く、2月前にできた子もいれば、ようやく完成した子もいました


DSCN1245

この絵は小学5年生のAさんのものです。
彼女は、幼稚園の頃からアトリエtanpopoに来てくれています。

小さい頃は、天真爛漫で、元気いっぱい笑顔いっぱいに、「できました!」と作品を持って、誰よりも早く見せにきてくれました。そんなAさんも、少しずつお姉さんになってきていて、駆け寄っては来てくれなくなりました。今は、小さな声と微笑みで、「できました。」とお知らせしてくれます。なので、学校や家庭での話を一緒にしながら、近くに感じています。
 
「鬼?」と言いながら、考えたのがこの形です。なんだか猫のようです。
Aさんだけでなく、「自分の中の鬼」ということで、自然と、憎めない可愛らしい鬼をつくった子たちが多かったですね!

このAさんの鬼は、とても愛らしくて、Aさんの中に本当にいるような気がします。
「きんちょうする」「ドキドキ ドキドキする」と鬼が言っています。恥かしがり屋のAさんなのかもしれません。
でも、そのまわりに、色鮮やかな色の帯が描かれています。
Aさんの朗らかで、温かな人柄が包んでいるようです。アトリエでの様子も、ほんわりと優しい空気をつくってくれています。

図工の絵が苦手なんて言ってましたが、こんなに、Aさんらしい絵を描けるので、きっと学校の絵の時間は、発揮する間もなく終わってしまうのかもしれませんね。
近頃は、集中して作品づくりができるようになりました。丁寧に最後まで取り組めるようにもなりました。
自信を持って、ゆっくりでいいですから、これからも、Aさんらしい絵を描き続けてくださいね!