2月後半から3月は、自分の顔を描いています。
自分の顔って面白いですよね!
よく見ると、眉毛ってこんなところに生えていたっけ?
目の形も、瞼のかたちも、目玉の色も、まつ毛だって!
鼻なんて、穴が二つもあいているじゃない!おまけに滑り台みたいに高さがあるし!
鼻の下だって、道みたいになっているし、口だって… 歯も抜けていたり!!
耳にいたっては、摩訶不思議な形です。

みんな、今しかない顔があります。特に、子どもの場合は、表情だけでなく、形もどんどん変わっていきます。そして、それに合わせて、描き方や気になる部分が変わってきます。
ただでさえ、顔って不思議な形をしているのに、様々な成長が加わって、なんともいえない味わい深い作品になります。

幼稚園では、年少さんから年長さんまで、毎年描いています。
ですが、アトリエでは、ついつい違う内容を入れてしまって…恒例とはいきませんが、頃合いをみて、やっていきたいテーマですね!

前回は、何時間もかけ、鉛筆で下書きをし、額縁まで作って、じっくり、丁寧に自画像をつくりました。
今回は、クレパスの線を好きな色にして、楽しく発見!してみました。そのままポスターにしていいような、軽快で愉快な自画像ができています。

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この絵は、小学1年生のSさんです。
ちょうど、前歯が抜けていて、まさに今しか描けない顔ですね!

1年生では、じっくり水彩絵の具をつかう機会がないということなので、アトリエでは、どんどん挑戦してほしいですね。

Sさんは、絵を描くとき、調子がいいと、楽しい鼻歌がでます。普段でも、スケッチブックには、面白いカラフルな顔がたくさん描いてあります。それに比べると、自分の顔は、ちょとオスマシさんのようです。顔のバランスも本人とよく似ていて、丁寧に描かれていますね。

いつも、おだやかで優しく、たまに、友達と盛り上がって、作品に気が入りにくいことがありますが、これからも、Sさんのペースで作品をつくっていってください。
前回、消防車を記憶だけで、しっかり描いていましたね!観察する力も素晴らしいので、自分の気になるテーマを見つけたら、ぜひ、作品にしていきましょうね!楽しみにしています。