今、アトリエの最年少は2歳さん。面白いですね~。
思い切り創作遊びが出来れば…
絵を描くのに興味があるみたい…
そんな思いでアトリエにいらっしゃいます。

ただ小さいお子さんの場合は、ある程度の期間、お母さんが見守る中での創作になります。

大丈夫かな…
ああ!

と心の声が聞こえてきます。

でも、安心してくださいね。
絵具をパレットに出すのも面白いし、筆を水の中にチャポンとつけるのも面白いのです。
手を動かすと、動かした所に色が付くなんて。
一つずつ楽しんでいます。
やっているうちに、これ、お母さん!なんて思いついてくれます。

まずは、この

やってみたい⇒やってみた⇒おもしろかった

と行動して心が動くと

〇〇みたい⇒〇〇にしよう⇒いい感じ♡

と今までの様々な経験が結びついて、自分にとって大切なものになります。

でも、こうスムーズにいかない事もしばしば。

自分の考えや思いが多くなると、そのアイディアがうまく形にならないと、悲しくなって苦手に思うこともでてきます。

だから、アトリエでいろんな体験や、あえて何度も同じような経験ができるようにしています。

小さいうちから、どんどん表現して、楽しさをしっかり味わって、その間に思った通りにいったりいかなかったりする経験を大切にしています。

なので、私の口から「上手」という言葉はあまり出てきません。
ハサミで線通りに切れたとか、のりをコントロールしてつけることができたとか。その程度です。

表現する創作活動において、あまり重要な言葉ではないし、むしろ、強すぎるのではないかと感じています。

チャレンジできた行動力、表現できる素晴らしさ、意思決定できる頼もしさなどなど。創作活動には、大切な能力がたくさん!せっかくだから、「上手」で済ませたくない気持ちもあります。

たとえどんなに小さなお子さんでも、アトリエにくれば、表現者のひとり。キッカケづくりや提案はしますが、基本、本人から発信するものを大切にしていきたいと思います。

なので、ときどき「どう?いいんじゃない?」とちょっと投げかけてみると、自分で納得いく「うん」で答えてくれたり、自分の納得いかないときは「う~ん…」で答えてくれたり。

「うん」であれば、その調子で進めばいいし、
「う~ん…」で一緒に考えてみればいい。もしかしたら、背中を一押ししてあげる事かもしれません。

「完成!」と本人が言って、ようやく、その作品から感じた事、思いを伝えています。

アンバランスなのが当たり前で、いろいろ出来ないのが当たり前、だからこそ伸びていく、成長するのではないでしょうか。

何より「今しかできない表現」があります。
その貴重な時間の軌跡を楽しんで見守っていければ、こちらも幸せになります。

出来ている事からやっていけばいいし、やった事ないことは挑戦してみればいいのです。
興味がありそうな事に、出来る出来ないは関係ありません。その都度、無理がない程度に一緒にやっていきますから、大丈夫です!

たとえ、どんなに小さくても、表現者です☆
おおいに挑戦し、遊んで、自分の中の創造力を培ってほしいと思います。