アトリエも年度末になりました。
2月は自画像に挑戦しています。
3年ぶりです。

自分の顔って不思議ですよね。知っているはずなのに、とても難しく感じてしまします。

鏡を横に置いて、じっくりデッサンします。
形を捉える練習と思って取り組んでみます。

なんか違う!

ムズ!

声が聞こえてきます。
何度も描いては消して、コレだと思う線を残していきます。

ある程度できれば、クレパスや絵の具を使って着色していきます。
ここでも、試行錯誤の連続です。

絵としてどう表現してみようかな。

そう考えていくると楽しくなります。

自分と向き合う大切な時間です。

つい、似ているかどうか気になってしまいますが、似顔絵とは違います。

その1枚から伝わる、その人らしさが滲み出てくると作品が豊かになります。


自画像を壁一面に展示しました。
絵を見て、いろんな話をしましたが、なかなか全員一緒に会う機会はありませんが、会った事がない仲間を想像していくのも面白かったです。

3月は、紙工作をしました。
白の画用紙に色の画用紙で立体を作っていきます。

紙工作の基本である、折って、切って、貼るの3つを再確認できます。
シンプルな内容です。

だからこそ、簡単な構成にすることもできるし、複雑な構成にすることもできます。

手を動かしながら、
ここを折ったら こうなった!
ここを切ったら こうなった!
ここを貼ったら こうなった!

その連続する発見で作ったことない形になったり、アイディアが浮かんできたりします。
紙工作が得意な子は、最初から計画的に構築していきます。
手も頭もフル稼働で形にしていく紙工作です。

形が際立つように、少ない色数で立体が際立つようにしています。

2月と3月は基本中の基本でしたが、子どもたちの今の状態がよくわかる内容となりました。

ぐんぐん成長している子どもたち。

見守る私も、ひとり一人の意外な発見の連続でした。
 
こんな事を考えていたんだ!
こんな事ができるようになったんだ!
こんな事に集中するんだ!
などなど

節目となるこの時期に、こうやって基本が見れてよかったです!

また、来年度に活かしていきます。
これからも、皆さんにとって創造の場として楽しめるよう工夫していきます。